2019-01-01から1年間の記事一覧
参議院の施設見学がなんと無料でできる! けちな僕としてはただで学びを得られることが朗報に思えたので、足を運んでみた。 おばさまおじさまの団体客30名ほどと、当日参加の中年夫婦、そして僕という構成で、施設見学はスタートした。 誘導・解説を担当する…
早く人間になりたい。 ……唐突なこの嘆き。妖怪人間ベムごっこがしたくなったという訳ではない。これは僕が先日まで、度々抱いていた気持ちの話である。 僕はあまりに人間社会に不適合だった。 自分本位で、短気で、肥大化したナルシシズムによって自分自身を…
この感想記事……読みやすいぞっ?!(当社比) しかしこのコボレ恥之介なるブロガーは、長い文章を読むのが基本的に億劫だからと短編集ばかり読んでいる。その割に書く記事は長々としている。不親切ではあるまいか?そんな(地球上で唯一僕だけが抱えている)…
思いつかない。 僕は僕の中の「好き」をすべてここに書き落としておきたいのに。 僕の中にはまだまだ「好き」の塊が存在しているのだ。磨けばそれなりに美しく光り、この小さな宝石店を彩ってくれるはずのものである。しかし磨き方が分からない。あるいは、…
『まさに、まさに日々が試練ですよ!!』 最近、僕はある気づきを得た。それは道の端で生える平凡な形の雑草のように、とても些細なことである。それでいて龍の轟のごとく勇ましく荒々しい、大変ファンタスティックなことである。 矛盾に満ちたその気づき。…
人は何故、自分語りをするのだろうか……? 『死者の体温』(大石圭さん、角川ホラー文庫)。僕がこの作品を拝読したのは10年以上前だが、未だに印象に残っている描写がある。主人公が狂ったように日記を書くシーンだ。彼は毎日朝何時に起きたとか、朝食はどん…
本当はそこまで好きじゃないから、感想を上手く言えないんじゃないのか? ブログで好きな作品について語らせていただくようになってから、ひとつ悲しくなったことがある。 昔から好きだった作品ほど、「どこがどう好きだったか」を言葉にできないということ…
強くなれ! 引きこもり!!! 今回は少年ジャンプ+で連載されていた『ラブデスター』(榊健滋さん、出版:集英社)というマンガの話です。 作者さまが以前ジャンプ本誌で連載していた『エニグマ』というデスゲームマンガは開始当初、話題に上った作品なので…
すべては、最良の別れと出会うため。 【※ネタバレ注意※】 『幸せになる勇気』(著:岸見一郎さん・古賀史賀さん。ダイヤモンド社)読了。「愛と自立」を勧める話だった。 「愛」とはすなわち「私たち」の幸せについて考えること。しかし人は「自分が愛される…
あまりに非現実的なせいで、かえって恐ろしく生々しかった。 【※暴力的な表現・グロテスク描写に注意※】 【※ネタバレ有※】 『侵蝕 壊される家族の記録』(著:櫛木理宇さん、角川ホラー文庫)読了。 何故人はこうも簡単に自分を失ってしまえるのだろうか。 …
指揮者はリズムを刻むための機材ではない。その正体は…… Beseeltes Ensemble Tokyo、略称「べとオケ!」を拝聴して参りました。 本記事はその感想、指揮者というお仕事へのフォーカス編です。※なお、僕には音楽の知識も文章力もないので、その点はご納得の上…
その悩み、本当にあなたの問題か? 『嫌われる勇気』(著:岸見一郎さん・古賀史賀さん、ダイヤモンド社)。僕を長年追い詰めた悩みの正体が的確に書いてあったので驚いた。読みながらずっと泣いていた。 【※ネタバレ注意※】 僕は近ごろずっと「普通」になり…
面白くない。僕はそう思っていた。 『千と千尋の神隠し』(宮崎駿監督、スタジオジブリ)。過去の僕はこの映画を見たとき、「何の話なだったんだ?」と思った。よく分からない、だから面白くないと。改めて見て僕は、ハクの話だと思った。 千尋がハクの正体…
この美しい絵は僕の描いたものではない。 ダムドスレイさん(以下、だむさん)という、僕がTwitterなどでお世話になっている方のものである。 今回、本ブログで紹介させていただく許可を得ることができた。なので存分に長文を書かせていただこうと思う。 【※…
人生とともにあったゲーム。 僕の血はたぶん、トマト色。 『トマトアドベンチャー』。略してトマアド。ゲームボーイアドバンス専用のこのゲームは、僕が人生を通して最も愛したゲームのひとつだ。一種類のソフトで10年以上プレイしたものは、僕にはこれの他…
『……だってボクの人生は、ボクのためにあるんだからね!』 この一文は、超大作ゲーム・『ドラゴンクエスト11 過ぎ去りし時を求めて』(発売元:スクエア・エニックス)で僕が一番好きなセリフだ。このセリフだけを聞いても、多くの人はどのキャラクターがい…
まるで子供のラクガキだった。 あるいは、精神を病んだ人の絵であった。 日比谷線の電車の中で、僕はひと目惚れを経験した。 荒々しく、内なる情動をキャンバスに筆で殴りつけるようにして描かれた線。人を食らう怪物のようにも、愛らしいマスコットキャラク…
強烈な飢餓に苛まれるさまは、まるで過度なダイエットに苦しむお嬢さまのようだった。 『モンスターハンターワールド:アイスボーン』(CAPCOM)が、2019年9月6日に発売された。お恥ずかしいことに僕はまだプレイできていないのだが、好きなモンスターが登場…
初期のチート?! カラフルベトベトンは強くてキュート! 『ポケットモンスター サン・ムーン』(制作:株式会社ゲームフリーク)。 このシリーズの舞台は「アローラ地方」というハワイを彷彿とさせる、複数の島からなる自然豊かな土地である。 この地方には…
嘆かず動く、したたかガール!!! 週刊少年チャンピオンにて連載中のマンガ『謀略のパンツァー』(作者:古田朋大先生)について再び話させていただきます。 このマンガは、品行方正の生徒会長が女子生徒のパンツを見るべく策略をめぐらす、頭脳派変態ラブ…
人の数だけ解釈がある。 僕の解釈は、龍と少女の物語。 Beseeltes Ensemble Tokyo(略称:べとオケ!)を拝聴して参りました。オーケストラのコンサートに足を運んだのはほぼ初めてだったのですが、圧倒されました。席は中央よりやや前のほうに座らせていた…
誰のために行動するか? その答え次第では世界など見捨てて構わぬ存在になる! 【※ネタバレ注意※】 『天気の子』(新海誠監督)拝見しました。 まず感動したのはビッグマック。箱を開けた瞬間にふわりと膨らむ様はバーガーの美味しさとともにシーンの重要性…
雨宮ちゃん。僕の脚フェチを開花させた女の子。 週刊少年ジャンプで連載されていた、全16巻のスタイリッシュで明るい近未来バトルマンガ・『PSYREN』(岩代俊明先生、集英社)。 僕はこのマンガが大好きだった。パッキリとしたキャラの線画と描きこみの多い…
前回の記事では、この映画は『女性を性別役割から解放する話』だと申し上げましたが、今回は別の観点からストーリーを語らせていただきましょう。 この作品が『"髪"を届ける話』だということです。 ……おや? 閲覧者さま、何だか不思議な顔をしてらっしゃい…
タバサちゃんっていらなくない? 言わずと知れた名作・『ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁』(スクエア・エニックス)について今回は語らせていただこうかと思います。僕はこのゲームを女性の成長譚という観点で語ります。 【※ネタバレ注意※】 このゲームのキモ…
女性が男性らしく、あってもいい!!! 映画『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-』(アニメーション制作:京都アニメーション)を拝見しました。 僕はこの映画を、女性をジェンダーロール(性役割)から解放する話だと解釈しまし…
辛いときこそ、笑いましょ。辛くないときは、もっともっと笑いましょ。……世界中のあちらこちらで黒煙が上がり、美しい建築物は一様に瓦礫と化し、空は獣の瞳のように赤くまがまがしく染まる。そしてたくさんの人が死にいたった。悲しみと絶望が、世界を覆い…
「男女平等、ジェンダーフリーなパンツマンガ」って……何? 週刊少年チャンピオンで連載中のマンガ『謀略のパンツァー』(作者:古田朋大先生)にハマっています。 品行方正の生徒会長が、女子生徒のパンツを見るべく策略をめぐらす、変態頭脳派ラブコメディ…
いつもお世話になっております。コボレ恥之介でございます。お忙しい中、私のブログにお越しくださいまして、まことにありがとうございます。僕は背筋を伸ばし、腰から30度ほどを前に傾けた。 おい恥之介、どうした今日はやけに丁寧じゃないか! ビジネスマ…
アルバイトを辞めます。それは、就職活動が終わったからです。やったー! 僕はマンガ家を目指して出版社に企画を持ちこむ活動をしながら、某コンビニの店舗にてアルバイト勤務をしておりました。どの系列のコンビニなのかは秘密です。が、僕の近くにはロー………